【ミャンマー旅行記(1)】黄金に輝く都市ヤンゴンへ。シュエダゴンパゴダと、ミャンマー人に圧倒される1日目。
黄金に輝くシュエダゴンパゴダがこの街の、この国の栄枯盛衰の歴史を見守ってきました。そして、まさに、今も。ミャンマーという国の、激動の歴史を見守り続けています。
今回はそんな大都市「ヤンゴン」の観光記をお届けします。素敵なミャンマーの魅力をお伝え出来たらと思います。ホテルやレストラン、観光地についての詳細な情報は別で記事にしていますので、よかったらそちらもご覧くださいね。
※旅行時期:2019年12月末~2020年1月初めころ
◇今回のミャンマー旅行旅行のルート
1日目 ヤンゴン観光 ◀◀◀今回はここ
2日目 ヤンゴン観光&ウーベイン橋観光
3日目 マンダレー観光
4日目 バガン観光
5日目 バガン観光
6日目 インレー湖&カックー遺跡観光
7日目 ンガパリ観光
8日目 ンガパリ観光
9日目 ヤンゴン観光
10日目 帰国便
※今回は旅行記なのでかなり個人的な内容となっています。ご了承ください。
ヤンゴンに到着。そこは、まぎれもない南国だった。
日本からは直行便で8時間。今回我々は、台北経由で日本から18時間かけて、長い飛行機の旅を経てやっと辿り着いた、ミャンマー第一の都市。
黄金の都、ヤンゴン。
さすが東南アジアに位置する国、南国らしい陽気で、もうちょっと歩くだけでも汗だらだら、ポトポト。真冬なのに、汗で衣服が肌に張り付いてきます。
それと同時に、一気に異国に来た気分になります。
空港から、ひとまずは路線バスでホテルに向かって、大きな荷物をホテルに預けて。身軽になったところで観光に向かいます。
ちなみに今回泊まるのは日系ホテルの「東屋ホテルミャンマー」。日本語が話せるスタッフばかり、安心の旅のスタート。
旅の始まりはボージョーアウンサンマーケットから。
最初はボージョーアウンサンマーケット観光から
ここ、かなり有名な観光市場なのです。しかしその割に観光客がいなくて、歩きやすい。
途上国の観光マーケットは大抵人混みすぎて歩けないのに、想定外に閑散としてます。ちょっと寂しいかなと思うくらい。
しかし、雰囲気がのんびりそのもの。お店の人も、ご近所さんとおしゃべりしていたり、ちょっと店先で眠っちゃってたり、ぼけっと通行人を見ていたり。高度経済成長前の日本を感じさせるような雰囲気です。(高度経済成長前の日本知らないけど)
しつこい勧誘なんかもほとんどありません。1回だけ中高生くらいの女の子が日本語でちょっと長めに話しかけてきましたが、強引な様子もなく。そこまで悪い印象はなかったです。
こののんびり感がクセになってきて、居心地の良さを感じてきます。
さて、ここにきた目的は、ミャンマーサンダルを買うこと。
事前リサーチによれば、ミャンマーの方はみんなずっとサンダルを履いて過ごすらしく。パゴダに裸足で上がらなければならない上に、かなり気温が高い。
我々も同様にパゴダに裸足で上がらなければならないし、汗ばんでいるし、真似してサンダルをゲットする、という寸法です。
しかもデザインまで決めていて、緑色のベロア調生地で鼻緒に民族柄があしらってあるもの。これを買いにここまできました。
サンダル屋を5軒くらい回ってようやっと見つけました。
鼻緒がなんとも言えず可愛らしい。色合いも非常に好みです。
ミャンマーっぽくて可愛らしくて、試着して即購入。これは4000kyat(当時のレートで280円)でした。値段も事前に調べてた相場くらいです。過度なぼったくりがないのが本当に素晴らしい。
大変に大満足なお買い物となりました。もちろん男性用のサンダルもあります。
ちなみに「Golden Fish」という名前のお店でしたよ。
このマーケットには他にも、民族衣装ロンジーが売ってたり、顔につける日焼け止めのタナカ、宝石、ビルマの竪琴(楽器)などなどミャンマーらしいもの勢揃い。
なんでも揃っちゃうし、宝石とかでない限り恐らくそんなに高くないので、お土産をここで買うのは全然アリ。むしろおすすめ。
これぞミャンマー!パゴダめぐり in ヤンゴン
買い物に満足したあとは、パゴダ巡り&昼食。
マーケットから徒歩でスーレーパゴダに行きます。歩いて10分弱くらいで到着。
噂通り、本当にパゴダ内では履物を脱がなければなりません。靴下も禁止。裸足です。
このパゴダは、中には入ることはできません。この建物の周りをぐるっと一周して観光する形です。
しかしきんぴか。思っていたよりこじんまりですが、ここもどうものんびりした空気です。
意外にも観光客は全然少なく、ローカルな方ばかりでした。熱心に祈っている姿が印象に残ります。
そして私達も、現地の方に倣って、自分の生まれた曜日の神様にご挨拶。
お昼ご飯はスーレーパゴダの近くのお店で初モヒンガー。
ミャンマーの国民食。お魚のどろどろしたお出汁、おいしい。するするっと食べられちゃいます。この米粉みたいな麺がまた美味しいんですよね~
この次はボータタウンパヤー。仏陀の聖歯があるパゴダです。
ここはパゴダの中に入ることができ、結構広いです。いろいろな展示品が立ち並んでいます。もちろん裸足。
パゴダ内はずーっとこんな感じです。相変わらず、金色が煌びやか。
パゴダ内をぐるっと一周するような形で、このパゴダに関係した仏陀のストーリーが書かれています。英語での説明もありました。
しかしきんぴかだ。
そうそう、ボータタウンパヤーはヤンゴン川のほとりにあります。
これがなかなかシブイ色した川でして。市場のようなものも近くにあります。
ここの市場では虫も売ってました。なんだかんだ言って虫が売られている市場は少なく、ここは貴重かもしれません。有名観光地ではありますが、結構ローカル感があってオススメ。
ちなみにこの時点で既に夕方。日が落ちきる前に、いよいよこの日のメイン、シュエダゴンパゴダへと向かいます。移動は基本配車アプリGrabを使います。安くて早くて便利。
シュエダゴンパゴダに圧倒される夜
日が傾くとだいぶ涼しくなりますが、まだまだ半袖必須。
この、東側の参道からシュエダゴンパゴダへ向かいます。この長い参道の入口、車道みたいな場所で既に裸足になっています。ちなみにピンクの袈裟を来ているのは女性の僧侶さんです。
参道にはお土産屋さんがずらり。
はだしでペタペタ、参道を歩くと、もうミャンマー人になったような心持ちがします。
頂上に着いて、入場料を支払って、やっとシュエダゴンパゴダとご対面です。
思っていたよりはるかにでかい。想像以上の大きさと迫力に、圧倒されます。
なるほどこれがミャンマーで一番大きいパゴダか。
夕暮れのなんともいえない空気感がまた、神妙さを醸し出します。
すごいしか出てきません。シュエダゴンパゴダの前では語彙力も皆無。
このシュエダゴンパゴダは敷地も広くて、このメインのパゴダ以外にも色々なものがあります。ちょこちょこといろいろなものを見ながら、パゴダの周りを一周します。
本当に広くて大きい。
周りを見渡すと、熱心にお祈りされているミャンマーの方も多く。
ここはヤンゴン随一の観光地。だけど、観光地であって、観光地でない。
普通の観光地とは一線を画していて、観光と信仰が共存しているのです。
ミャンマーに生きる方々は、何も信仰を持ってない私たちより、よっぽど清廉で、美しく、純粋です。パゴダに対してもそうですが、このミャンマー人の温かくて大きな信仰心そのものに対してにも、尊敬の心、畏怖のような、何か神秘的なものを感じます。
日本も含めて全世界に言えることですが、観光地って本当にただ観光するだけの場所になってしまっていて、本来持っていた意味や信仰がまるで無くなっている場合も多いと感じます。全てが過去のものになっていて、現代では消滅しているのです。
それはある程度仕方のないことであって、観光させて頂いてる身としてそこにどうこう言う筋合いは全くないのです。でも、だからこそ、こうして観光的な面と、本当の信仰が現在でも共存する姿を見て、えもいわれぬ感動を覚えます。生きた信仰は、心にくるものがあります。
この風景は、おそらく一生忘れることのない風景だなと、感じます。
さて、パゴダの敷地はものすごく広く、観光しているとだんだん夜も更けってきます。
夜、ライトアップされて黄金に輝くパゴダもまた綺麗です。夕方とはまた違う、神秘的な雰囲気です。
いつまでも眺めていられる。
蒸し暑い気候も相まって、あー、今、ミャンマーにいるんだ、って。実感がじわじわと湧いてきます。
個人的に、シュエダゴンパゴダはすごく好きな場所となりました。またいつか、行ける日が来るといいな、と。
さて、シュエダゴンパゴダのあとはお夕飯。夕飯は定番のミャンマーカレー!
ここのミャンマーカレーはすごく美味しかった。この後何回もカレー食べたけどここのが一番。最高でした。
カレーの具材はお店のおすすめに従って、よくわからないけど適当に選びました。
色の濃い茶色い方が恐らく牛肉のカレー。色の薄い方が、白子みたいな、内臓ぽい感じのカレー。本当に白子に似ていて、白くて、プルプルした食感、味は濃厚。ちょっとこのミャンマーという国で食べるには勇気がいる感じでしたが、味は本当に最高に美味しかった。
もちろん牛肉のカレーも非常に美味でした!
ちなみにこの後この白子っぽい食べものが原因の体調不良は催さなかったので、食べても問題ない食材ではありました。
こうして無事、濃厚な1日目の観光も終わり。
やっぱり到着した当日は疲れているので、そのままホテルに帰って爆睡です。
次は2日目。ヤンゴン観光の続きと、マンダレーに国内線飛行機で移動です。
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