大正浪漫の宿「真那亭那須」。岩盤浴&温泉で麗しの那須時間を過ごす。【那須のおすすめホテル】
「真那亭那須」
館内に入ると目を引くのはアートたち。
ステンドグラスがあったり。
廊下には絵画が飾ってあり、まさにミュージアム。
大正のレトロな雰囲気とこのアート達がうまくマッチしており、重厚感のあるシックな落ち着いた空気が流れています。
大正浪漫なお部屋!「ツインルーム」
今回宿泊したのは「ツインルーム」。洋室です。
大正らしい、和モダンな雰囲気が満点。
レトロな洋風の箪笥だったり。
姿見だったり。
ランプもレトロかわいい。ステキです。
お部屋にお風呂はついておらず、大浴場の利用が必須となります。
部屋数が10部屋のみ、人も多くないので他人と接触する機会は多くないです。実際、私達が泊まった時もいても他に1人程度。ほとんどの時間は貸切状態で利用できました。
もちろんトイレはついています◎
ちなみにここは寝間着(部屋着)は作務衣タイプ。
個人的にはこいう素敵な宿こそ、浴衣の方が雰囲気出ていいかな~とか思いました。でも作務衣は動きやすいのでオッケー。
温泉&岩盤浴
ここの特徴としては、温泉に加えて岩盤浴がついていること。
宿泊者専用の岩盤浴「嵐の湯」。
15種類の天然石を使用した本格的な岩盤浴。
もちろんお部屋に専用の浴衣が用意されており、自由に利用することができます。
ちなみに岩盤浴内には脱衣所はなく、大浴場で着替えてから岩盤浴に行く必要があります。
浴場は広く、全部で13床。部屋数を鑑みるに、十分な広さであると思います。
実際私達が泊まった際には、満室ではなかったとはいえ貸切状態で利用できました。
ただし、湯上り処は少し狭いですね。濡れ縁もありますが、満床だったらかなり混みそうだな…と。
岩盤浴自体は控えめに言って最高。
温度もちょうどよく、湿度もちょうどよく、石も体の形に合わせて動かせるので、とても気持ちいい。
5分もいればどっと汗が出てきます。
なんだか悪いものが排出できている~~~気がする~~~
スーパー銭湯などの岩盤浴ってかなり混みあうことが多く、気を遣って利用しなければならないことが多くて非常にストレスを感じるのですが。ここは宿泊者限定利用なので、気を遣う必要がなく、ストレスフリーです。
温泉も単純泉で肌当たりなめらか。
温度も高すぎなくて、岩盤浴後に入るにはちょうどいい~
広さも申し分ないです。
ちなみに大浴場2カ所のうち露天風呂があるのは1箇所のみ。男女で時間入れ替え制となっています。
ミストサウナもついていて、こちらもまた良いです。
ちなみに、アメニティは「Lu-shea-Lu」。こちらです↓
ナチュラル系で非常に使い心地のいいアメニティです。
髪もきしまず、肌も乾燥しすぎることもなく、良いです。
真那亭の食事は「丁寧な食事」
お次に紹介するのは真那亭のお食事。まずはお夕飯から。
お部屋は半個室タイプ。他の宿泊者と仕切られてはいますが、壁ではなく暖簾的なもので仕切られているので、周りの音が気になる人は気になると思います。
こちらが今回のメニュー。ベースはイタリアンですが、旬の野菜、山菜をふんだんに使用した創作イタリアン的な料理です。
まずは前菜。
野菜も魚介類も全てが新鮮!洋風な味付け、盛り付けではあるんですが、どことなく和食のパッションも感じるような。
味付けも丁寧で、とても美味しいです。
とくにこのポトフ!
スープ自体はトマトベースのシンプルなスープなんですが、この山菜たちから出るお出汁がとてもマッチして美味しい!
スープのブイヨン的な旨味と山菜のほろ苦さが絶妙にマッチしてます…!ちょっと大人な味ですがとても美味しい。
お次はこちら。フォルスマート。
洋風の茶碗蒸し、だそうです。なるほど、その通りの味です。
コンソメのような優しいお出汁の味がふわっと香ります。
こちらも上に山菜のソースがかかっていて、合います。美味しい~
桜肉のタルタル。
これもまた美味でした…!臭みのない新鮮な桜肉と、パリッパリのチーズ、しゃきしゃきのお野菜。これらを全て混ぜて食べると得も言われぬ美味しいお肉のタルタルが完成するのです!美味しい!
こちらはますの瞬間スモーク。
器をあけた瞬間にスモークの煙が立ち上ります。
中のますのお刺身にスモークの香りが移っていて、ますの味わいに香り高さがプラスされていて、より奥深い味わいとなります。
見た目にも楽しい素敵なお料理。
こちらはパスタ。
フレッシュなトマトパスタ!美味しいです。うまく表現できないですが、そんじょそこらのトマトパスタより断然美味しいです。トマトにプラスして旨味があるような。美味しい。
こちらはお肉。
わさび、塩、バルサミコ酢のタレが付属しています。
お肉自体がやわらかくて、お肉自体の旨味がスゴイです。噛めば噛むほど系の美味しいお肉!焼き加減も素晴らしい。量も申し分ないです。
付け合わせのお野菜もほどよくグリルされていて、甘味が引き出されていてとても美味しい。グリルの醍醐味。
最後はデザートですね。
ふきのとうのアイスにイチゴが載っています。
今までいろいろなホテル、旅館に泊まって、いろいろなお食事をさせて頂きましたが。個人的にこちらのデザートがNo.1です。美味しすぎました。
ふきのとうのアイスなんて聞いたこともないですが、これがミルクの濃厚さとふきのとうのほろ苦さが絶妙にマッチしてめちゃくちゃ美味しい。ちゃんとふきのとうの味もしつつ、違和感を感じさせないバランスの良さ。こちらにイチゴの酸味、甘味もプラスされるともう最高。本当に最高。
さらに量も少なすぎず、多すぎず。
文句なしのデザートでした。
主観ですが、食事は美味しいけどデザートは普通、っていう旅館ホテルも多いのですがこちらの、こちらのザートはメインにも負けないくらい美味しい。素晴らしい。
お夕飯は全体的に、イタリアンをベースにしつつ、日本の食材をうまく取り入れたお食事になっていました。味も丁寧な味付けで、外さない美味しさ。
お食事自体は大満足!
ただ少し思うのが、食事のペース。少し遅めで、食べ終わっているのにしばらく次の料理が出てこないことが多々ありました。(恐らく他のお客さんともある程度ペースを合わせているのだと思われます)
ちょっとだけ気になりました。
それ以外は接客の方も丁寧ですし、いろいろとお気遣い頂くことも多く、大変ありがたかったです。
朝食はこちら。朝食は和食です。
もうね、本当に豪華。食べきれないんじゃ?って思うくらい、いろいろなメニューがラインアップされています。
お夕飯同様に、こちらも丁寧なお味。丁寧なお出汁の味、新鮮なお野菜たち。もちろんどれもこれもとても美味しいです!
ただごはんに合うメニューがおおすぎて、ごはんが足りない、けどこれ以上ご飯は食べられない…という矛盾が発生するのが難点ですね、、
でも朝から美味しいものをたくさん食べられて幸せです。
総評
ステキな岩盤浴が利用できて、温泉も質、広さともに申し分なし。
お食事も美味しくて、館内の雰囲気も素晴らしい。
全体的に高い水準のホテルであると思います。
特に岩盤浴は素晴らしいです!宿泊者専用なので、混雑することもなく、他のお客さんに遠慮したりする必要もなく。岩盤浴自体にも拘りがあって、本物の岩盤浴を思う存分楽しめます。とっても贅沢。
すごくコスパがいいというワケではないのですが、行って損はない、とてもおすすめのホテルです!
場所
那須高原に通じる県道21号線(ロイヤルロード)の案内看板を曲がり100mくらい。(那須高原ロイヤルバレー別荘地の看板の方が目立ちます)
ステンドグラス美術館や、南ヶ丘牧場といった観光地からも近く、那須高原にも一本道で行けるので、車であれば便利な場所だと思います。
大通りの車の音もせず、ゆっくり過ごすことができました。
最後に
那須で大正浪漫な雰囲気、岩盤浴、素材の味を十分に生かした上品な食事を楽しみたいのなら、ここが良いお宿になると思います。
程よい規模で、林に囲まれており部屋では静かに過ごすことができました。
コスパがとても良いというわけではありませんが、満足できる体験ができました。