「美ヶ原温泉 翔峰」の温泉展望風呂付ツインに宿泊！プライベート温泉で最上階の絶景楽しむ。【長野のおすすめホテル】

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長野県は松本市の郊外にある、美ヶ原温泉。あまり全国的に有名な温泉地というわけではありませんが、その歴史は古く、かの日本書紀にも存在が記され奈良時代より人々に愛されてきた温泉地なのです。

さて、今回はそんな美ヶ原温泉にある「翔峰」という温泉ホテルに宿泊してきました。

根本的には懐かしみを感じるような古き良きお高めのホテルという感じですが、髄所にモダンさも感じられるホテルでした。

そして何といっても魅力は温泉付き客室！まだまだこの時期、根強い人気のあるお部屋ですが、運よく予約を取ることができたので、お部屋の様子をシェアさせて頂きます！

松本市街地から車で10分。高台の「翔峰」へ。

此方が今回宿泊したお宿、「翔峰」。

松本市街地からは車で10分程度、松本市内の観光をしてからすぐに訪れることができるので立地は◎。ちなみにもちろん送迎サービスもあるので車がない方でも安心です。

駐車場は建物の正面に平置きの無料駐車場があります。それだけではなく、ちょっと離れた場所にも何カ所か駐車場があるようです。

ホテルの入口前には車寄せもありますので、まずはそちらで荷物を降ろしてから駐車場の確認をされるのがいいと思います。

こちらけっこう大きめのホテルです。ロビーも広々、かなり解放感のある空間です。

構造こそちょっとひと昔前の大きいホテルだな、という感じはありますが、綺麗でよく手入れもなされているような印象を受けます。

チェックインの対応は丁寧で良し◎

廊下など設備も綺麗です。

「西の館　温泉展望風呂付きツイン 最上階」に宿泊！

今回宿泊したのは「西の館　温泉展望風呂付きツイン 最上階」。西の館の8階、最上階にある、温泉付き(露天ではなく内風呂)のお部屋です。

36㎡の広さですが、十分広いお部屋。和室ですが、ローベッドのような設えで、純和風というよりはちょっと現代的な洋室テイストも含まれているような。

お布団はベッドのマットレスをそのまま敷いた感じで、厚みがあってふかふか。寝心地良し。

そしてこのお部屋の2大ポイントの一つ目、展望。

こちらの窓からの眺望。

松本市街がと北アルプスの山々お部屋からゆっくり一望できます。お昼は市街地と山々。

夜は松本市街の夜景が。

お部屋自体がちょっと小さめなので窓も小さめ、大展望とはいきませんが、それでも十分展望を楽しめます。

ちなみによーーーーーーーーーーく目を凝らすと松本城も見えます。(望遠で撮影)

そしてもう一つのポイントである、備え付きの温泉。

こちら！ででーん！

(あれ、思ってたより小さい…)

見た目はすごく小さく見えますが、実際入浴してみるとそこまでではなく。足をゆったり伸ばせる感じではありませんが、狭いと感じるわけでもなく、一人で入るなら十分です。

複数人で同時に入浴するのはちょっと厳しいかもしれないですね、、二人くらいならいけるかも、というくらいの大きさです。

湯舟は陶器でこさえてあり、チープな感じは全くなく肌触りもよきです。

泉質は「単純温泉（弱アルカリ性低張性温泉）」。その通りで、無色透明のさらっとした肌当たりが優しい温泉です。独特のにおいもないので万人に受け入れやすい温泉と言えます。

下呂温泉や由布院温泉の泉質と非常に似ています。浸かってすぐは温泉とは思えないですが、段々お肌がつるつるになってくるあの感じ。

この温泉は窓側に面しているので、温泉に入りながら展望も楽しむことができます。

(ブラインド開けて撮り忘れた)

窓は半分しかなく、眺望の範囲はちょっと狭め、ですがそんなに気になりません。

窓からゆっくり外を眺めながら、プライベートな空間で温泉に浸かって…

とってもいいですね～いいですよね～

そしてものすごく思ったのが、ここの部屋風呂は露天ではなく完全に室内にあるので、虫を気にせずゆっくり入浴できて非常に良いです。虫の多い春の終わり～秋の初めくらいは特におすすめ。やっぱり露天だと虫が多いと気になっちゃって、温泉にゆっくり浸かるどころではないことも多々あるので、室内かつ眺望もいいここの温泉付きのお部屋は実はかなりオススメ。

ちなみにバスアメニティは備え付けのもので、メーカーはPOLAでした。(あまりグレードが高くない方のPOLAです)

このお部屋の他の設備はこんな感じ。

トイレはウォシュレット付き。個室でいい感じです～

飲み物はしいたけ茶。出汁っぽくて美味しい。ちゃんと見なかったけど、もしかしたら普通のお茶もあったかも…

お菓子。よくあるお菓子という感じ。

洗面所もノーマルなタイプです。歯ブラシなどのアメニティも一通りそろっています。

スキンケア/ヘアケア系アメニティは備え付けタイプで、メーカーはもちろんPOLA。

ちょっと使用してみましたが、ローションは結構トロトロしていて保湿力を感じます。ミルクも少量でも伸びがよく、個人的には使い心地は悪くないと感じます。匂いはちょっとあるので好き嫌いはあると思います。

もちろん浴衣の用意もばっちり！小～特大サイズまで揃っています。ちなみに子供用はロビーに用意があります。

個人的にちょっとうれしかった設備がこちら。

キャリーバッグを載せるための布。特に和室だと、キャリーバッグの足の汚さがきになっちゃったりすることがあります。こういう気遣いをしていただけるのは嬉しい。

「翔峰」の大浴場も行ってみた

お部屋に温泉がついているお部屋に泊まったんですが、せっかくなので大浴場へも足を運んでみました。THE 勿体無い精神！

大浴場は2カ所あって、西館の温泉は展望風呂、東館の温泉は通常の大浴場です。

東館の大浴場は4種類のお風呂があって、熱めの内湯、ぬるめの内湯、露天ジャグジー、露天風呂があります。

県下最大級の大浴場と言うのは伊達ではなく、本当に広い。2,30人くらいいても十分に他者との間隔が確保できそうです。

もちろん泉質はお部屋についている温泉と同じです。

ちょーっと残念だったのが、少し塩素臭がするお風呂もあったこと。内湯は全く感じませんが、ジャグジーは結構塩素が気になります。(その時たまたまだったかもしれませんので、参考程度で)

露店風呂も広くて、眺望はありませんがお庭があり、そして空を仰ぐことができるので、良き哉～という感じです。

ちなみにシャンプーは各席備え付けのものはもちろん、シャンプーバーも設置してありで、早いもの勝ちで自分が好きな銘柄を選ぶことができます。メイクをする方にはメイク落としもあって便利。

サウナもあって、そして脱衣所も広く、清掃もよくされていて総合的に見て大浴場は満足度高いです。

さてもう一つの大浴場は西館にある「展望風呂」。

引用元：翔峰公式ウェブサイト

浴場撮影禁止の為写真は公式サイトからお借りしてます。でも雰囲気、風景はまさに写真通り。

脱衣所も浴場も非常にモダンで綺麗な内装です。間接照明が効いていて非常に落ち着いた空間が演出されています。

浴槽自体が結構広くてよほど混んでいない限り他人との間隔も取り易いです。

お風呂は内湯、シルク風呂、半露天風呂、半露天炭酸風呂の4種類があります。もちろん泉質は大浴場、部屋風呂と一緒。

時間で男女が分かれており、女性は夜、男性は朝のみ入浴可能です。

ちなみに大浴場の洗い場は仕切りが基本ありませんが、こちらの展望風呂の洗い場は仕切りがあります。シャンプーバーは展望風呂にはありませんでした。

充実の施設！展望テラスに足湯まで

その他にも外の景色が楽しめる「ガーデンテラス」、風にあたりながら気軽に温泉が楽しめる「足湯」などもあります。

ガーデンテラスの奥に見えるのは松本市街。

ロビーには小さいカフェも存在しているので、ここでゆっくりティータイムでも。

足湯も手入れされたお庭の中にあって素敵です。

もちろん売店も！

特に日本酒の種類が豊富で、信州産の日本酒が揃っています。

おつまみやお土産なんかも展開されているので、一通りこちらで購入可能です。

お夕飯＆朝食！和席会食に朝食バイキングを楽しむ。

「恵みづくし基本会席」

今回予約したお夕飯は「恵みづくし基本会席」。スタンダードなコースです。

お夕飯/朝食共にはレストラン食。とはいえこのように仕切りもあるので、他者との接触は少なめです。

ちなみに個室も存在しており、予約時に個室プランを選べば個室でお食事も可能です。

前菜と先附。松本市の工芸品「手毬」をモチーフにした器が可愛らしい。

長野で有名なそばの実やわさびをふんだんに使用しており、長野らしさを感じます。

お刺身。どれもとっても新鮮でとっても美味しいです！

特にアルプスサーモン。麹和えなんですが、ちょっとナッツのような香ばしい香りがあり、サーモンのしっかりした旨味があり、これはとても美味しかったです。

ちなみにマグロは中トロ。美味しい！

松茸の土瓶蒸し。松茸の香りがいい香り。

土瓶蒸しで抽出されたお出汁はとても香り高くて、ちょっと薄味だったけど美味しかったです。

あとは豆乳なべ。

こちらの具材を入れて煮込みます。

まろやかな味わい。豚肉はやわらかくて美味しいです。これもちょっと薄味気味で、味付けとしては物足りなさもあります。

伊勢海老とアワビの林檎朴葉蒸し。リンゴのスライスの中にアワビが入っています。

伊勢海老はクリーミーなキノコソースがかかっていて、グラタン風の仕上がり。

アワビは一緒についていたお味噌と一緒に食べます。美味しい。

ちなみに円形のものがスライスしたリンゴ。甘くないリンゴのコンポートのような感じです。

最後は古代米の栗ご飯。お味噌汁美味しい。

栗も長野では有名な食材。ただ個人的な感想を言わせてもらうと、栗と古代米はアンマッチ、と思いました。不味いというわけではなく、美味しいは美味しいですが、、栗だったら栗おこわとかの方が美味しいですね～

最後はデザート。柿のキャラメリゼと巨峰と胡桃味噌羊羹。

胡桃味噌ようかんは本当にお味噌の味！くるみゆべしの羊羹バージョンみたいな感じです。柿のキャラメリゼは本当にキャラメリゼされていて、カラメルの風味が豊か。

お夕飯について個人的な感想を言うと、味付けは悪くはないけど、薄味気味で、かといってそこまで素材の味が引き出されているという感じもなく、うーん、普通かな～

洗練されているという感じではなく。味は美味しいんです、不味いとかは全くなくて、ただ期待値を上回るような、驚きがある感じではないという意味ですね。

ただ素材は新鮮だったり、所謂高級食材を使用したりしていて、そのあたりに拘りは見られます。

「翔峰の朝ごはん」

とても広い会場で品数も豊富。ライブキッチンもあったりして、できたてのローストチキンやオムレツなどもいただけます。

こちらは好きな食材を好きなだけ白米に乗っけられる「のっけ丼」。

具材は烏賊オクラ、明太子、生姜おかか、鷄そぼろ、マグロのたたきなどなど。あんまり信州感がなかったのがちょっと残念…。

からあげやベーコン、シュウマイ、筑前煮など、和洋中様々なメニューが揃っています。もちろんサラダもデザートも。

ちなみにパンも。

味は、うーん、普通です。よくあるホテルの朝食、という感じで、突出してこれが美味しい！というものは特にないです。のっけ丼も具材に拘りを感ぜられないので、正直そこまでかな～と。

朝食も全体的に味が薄めかなと思いました。

ちなみに一番美味しかったのが、デザートのこれ。

マスカットとリンゴのゼリーに抹茶味のクリームが載っています。ワサビみたいですが、抹茶の味で、このミスマッチが楽しくて美味しい。

ここのご飯は全体的に「普通に美味しい」という感想を持ちました。

それ以上でもそれ以下でもないような感じで、何かこれが名物！美味しいです！みたいな看板メニューがあるといいかな～なんて。もう少し改善できる部分はあるかな、という感じです。

「のっけ丼」など工夫はすごく伝わってくるんですが、具材をもっと信州らしいものにするとか、拘った食材(新鮮なお刺身とか美味しいばっけ味噌とか)にするとか、突き抜けたものがもう少しあればいいな～と思います。

ホテル総評

こちらのホテルはよくハイクラスホテルとして紹介されているのを見かけますが、個人的には、ハイクラスとはちょっと違うかな。と思いました。もちろんあくまで個人の基準/感覚による個人的な感想であることは前提です。

もちろん悪いホテルではないです。館内は綺麗、心遣いも感じる、スタッフの方の対応もいい、温泉の雰囲気もいい、眺望もある。

ですが、特にお部屋の調度品や設え、食事などの面で、ハイクラスホテルに求めるようなある種の特別さ、高級さ、それに類する拘りが感じられない部分がありました。

要は一般的にハイクラスにあたらない温泉ホテル、温泉旅館と同等の設えであったかな、と。

ですが、普通の温泉ホテルとしてみたらとてもいいホテルかと思います。特にお部屋についているお風呂については大満足。

プライベート空間で展望もあって、それでいて内風呂なので自然生物なども気にならない。湯舟も陶器でチープさがなく、温泉が使い放題。言うことなしです。

食事も基本的には美味しく、気取らない料理で、万人に受け入れやすい料理ともいえましょう。

大人が満足するホテルというよりは、大人がカジュアルに楽しめるホテル。

落ち着きすぎている雰囲気というわけでもないので、お子様連れの方にもピッタリなホテルかな、と思いました。

アクセス・宿泊情報

アクセス

自家用車で行く場合、長野自動車道の松本ICから25分程度。

電車で行く場合、最寄り駅はJR松本駅。駅からホテルまでは歩ける距離ではなく、また路線バスなどもなさそうなので、無料送迎バスの利用がいいでしょう。予約不要で1日2回駅から送迎バスが出ています。(詳しくは公式ウェブサイト「アクセス | 翔峰【公式】」を見てね)

駐車場について

なお前述のとおり、駐車場は無料で複数個所に存在しています。おそらく全て平置きで屋根なしです。最初にホテル入口前の車寄せでスタッフの方に確認されるのがよいでしょう。

宿泊データ

宿泊時期▶2021年9月上旬に1泊

部屋▶「西の館 温泉展望風呂付ツイン(36㎡) 最上階」　

値段▶38,500円(1部屋2名1泊)　※Relux30%OFFクーポン利用。元値は55,000円

食事▶朝/夕あり

駐車場▶あり（無料）

予約方法▶Reluxでネット予約　➡Relux

その他、お部屋の情報などは公式HPも見てみてね↓

www.hotel-shoho.jp

さいごに

美ヶ原温泉が楽しめる温泉ホテル「翔峰」。

お部屋でゆっくり、外の景色を見ながら温泉に浸かることのできる、現代のニーズにマッチしたホテルでした。

もっと頑張ってほしい部分もありながら、マイナスするべきポイントのない平均点以上のホテルであり、広くどの世代でも満足したステイができることでしょう。

是非、信州松本、美ヶ原へお越しの際はこちらへ滞在してみてくださいね！

ではまた～