【ミャンマー】バガン遺跡観光は1日半でも大満足!おすすめのルートをご紹介。【観光の時間がない人向け】
今回のテーマは
『バガン遺跡は1日半でも大満足!おすすめのルートをご紹介。』
バガン遺跡は2019年にやっと世界遺産に登録された、世界三大仏教遺跡の一つです。
(他の二つはインドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワット)
広大な敷地にたくさんの遺跡が立ち並ぶ様子は圧巻。
他では見ることのできない、世界で唯一無二の景色と言えるでしょう。
そんなバガン遺跡を、1日半でまわれるルートとそれぞれの遺跡を簡単にご紹介いたします!
あまり観光に時間が取れない方、必見です!
バガン遺跡観光概要
バガン遺跡は主に3つのエリアに分かれます。
今回は1日半でこの全ての主要遺跡を巡ります。
大まかな行程はこんな感じ↓
【1日目】
午前中:オールドバガン地域観光
午後: ニューバガンの北方、東方地域観光
【2日目】
午前中:ミンナントゥ村近辺
ニャウンウーの街中
交通手段
今回はEバイクでの観光を選択。その理由は
- 個人で自由に回れるから
- 移動速度が速く時間効率よく回れるから
です。
バガンを巡る手段としてはほかにも、馬車、タクシーチャーターなどもありますが、
効率よく色々な遺跡をめぐるには断然Eバイクがオススメ。
なお今回ご紹介するルートは、おそらくEバイク以外だと1日半で回るのはかなり厳しいと思います。
※Eバイクについては、詳しくは別の記事でもご紹介します。
実際のルート、遺跡紹介
ルート概要!こんな感じで遺跡を見て回ります。
【1日目:午前中】
ホテル出発
⇒タビィニュ寺院
⇒マハーボディー寺院
⇒ブーパヤー
⇒ミンガラーゼディパゴダ
⇒お昼ご飯
【1日目:午後】
ミャーゼディ寺院
⇒マヌーハ寺院
⇒シュエサンドーパゴダ
⇒ダマヤンジ―寺院
⇒スラマニ寺院
⇒ティーローミィンロー寺院
計11か所
【2日目】
ホテル出発
⇒バガンビューイングタワー
⇒パヤートンズー
⇒レイミャナー寺院群
⇒ミンナントゥ村
⇒ナンダマンニャ寺院
⇒シュエズィーゴンパゴダ(ニャウンウー)
計6か所
合計:17か所
1日半でなんと17か所も廻れてしまいます!
もっと細かい小さな遺跡も含めればそれ以上巡っています。
有名な主要遺跡はほとんど見学することができています。
ルート詳細!実際のルートを詳しく紹介!
9:30 ホテルを出発!
今回はニャウンウーにあるHotelZeinに宿泊。
(ホテルについての詳細は以下の記事を参照ください)
ニャウンウーからのスタートです。
まずはアーナンダ寺院へ向かいます。
9:50 アーナンダ寺院
ミャンマーのウェストミンスター寺院とも言われるアーナンダ寺院。
白亜の壁がとても美しい。
ミャンマーで一番美しい寺院との呼び声も高く、評判通りの寺院です。
次はタビィニュ寺院。
10:30 タビィニュ寺院
非常に大きな寺院です。
中をぐるりと一周する形式ですが、一周するのにも結構時間がかかります。
中には仏像があります。
11:00 マハーボディ寺院
ここはインドのブッダガヤを模して建築された建物。
ブッダガヤとはブッダが悟りを開いた菩提樹のあった場所に建てられた寺院のこと。
仏教に対する信仰心を感じます。
中は狭く、すぐに見終わります。
11:30 ブーパヤー
こちらはバガン遺跡群ができる前から信仰されていた、バガン最古のパゴダ。
シンプルな造形が芸術的。
なおこちらは再建されたものであり、オリジナルは地震により破壊され、エイヤーワディー川に流されてしまいました。
これがエイヤーワディー川。
12:00 ミンガラーゼディパゴダ
修復中。
昔はパゴダにのぼることができ、ここは人気のスポットであったようです。
いまはパゴダに登ることは保護の観点から禁止されており、ここも門が閉鎖されており、入ることができません。
遠目から眺めることしかできず、少し寂しさを感じるパゴダです。
12:45 ランチ
ここでお昼休憩。
寄ったのは「SAN THIR DAR Restaurant」 というお店。
観光客に人気のようで、日本人も他に数名おりました。
なお詳しくは以下の記事でもご紹介しています。
「GOLDEN CUCKOO」という名前のお店。
中に入ると店員さんがこと細かに説明してくれました。
バガンの漆器は、木を彫って模様を描くのだそう。その上から漆を塗って仕上げます。
素敵な模様の漆器がたくさん。
13:30 ミャーゼディ
ここにはミャンマーのロゼッタストーンと言われる石柱があります。
ビルマ語、モン語、さらに古代ピュー族が使用していたピュー語の4言語記載されています。
この碑文の発見によって、長らく謎に包まれていたピュー語の解読が進められることになります。
一見の価値ありです。
14:00 マヌーハ寺院
ここにはえらく狭い場所に大仏さまがピッタリと収まっています。
これでは身動き取れません。
別の場所には寝仏像が。
こちらも大変な省スペースとなっています。
ユニークで面白い場所でした。ここはとてもオススメ。
14:30ちょっと寄り道
次はシュエサンドーパゴダに向かいます。でもちょっと寄り道。
通り道にある、双子みたいでキュートなパゴダ。
人が少なくて、ゆっくり見られます。
14:45 シュエサンドーパゴダ
地元民にかなり人気のあるパゴダ。
昔はここも登れたようです。
近くには寝仏像もあります。
15:15 また寄り道
つぎはダマヤンジ―寺院に向かいますが、また寄り道。
通り道の、名も知らぬパゴダたちです。
でも、人が来なくて廃れたように見えるパゴダでも、中にはとても立派な仏像があるんです。
すこし寂しげですね。
こうやって、パゴダに自由に立ち寄ったりして冒険気分を味わるのが、バガン観光の醍醐味です。
15:30 ダマヤンジー寺院
曰く付きのダマヤンジー寺院。
このダマヤンジーのそばには小さな廃墟となった遺跡があり、ここは登ることができます。
こんな景色。朝焼けや夕焼けを見るのに良さそうです。
16:00スラマニ寺院
ここは壁画がよく残っていることで有名です。
他の寺院に比べて綺麗に残っています。
昔の人も絵が上手い。
ちなみにここでは仏像に金箔を張ることもできます。(男性のみ)
たしか500円くらいでできますので、是非チャレンジして見てくださいね。
17:30ティーローミィンロー寺院
この寺院は傘で有名。
中はどんなだったか忘れてしまいました。
あまり印象には残らない寺院です。
17:45 日没
このあたりで日没を迎えます。
残念ながらちゃんとした夕景を見ることは叶いませんでした。
ティーローミィンロー寺院の近くの広場。
バイク旅、面白いです。
さて、日没から真っ暗になるのは早いです。
暗い中の運転は危険なので、1日目はお開きです。
ティーローミィンローからニャウンウーに着くころにはすっかり暗くなりました。
2日目
10:45 ホテルを出発!
チェックアウトして、ホテルに荷物を預けて行きます。
11:15 バガンビューイングタワー
偶然近くを通りかかったので寄りました。
バガン遺跡が一望できてオススメ。
午前中や昼間は人が少なめでゆっくり見れますが、朝日や夕日の時間帯は混むと思います。
11:45パヤートンズー
三つのパゴダが横並びとなっています。
ここはスラマニ寺院と同じく、壁画がよく残っていることで有名です。
個人的にはここの壁画が一番綺麗でした。
ですがここには、ミャンマーではめずらしく勝手にガイドしてくる人がいます。
ここは中がとても暗いので、勝手に懐中電灯で壁画を照らして解説してきます。
無視を決め込みましょう。
12:00 レイミャナー寺院群
真っ白な寺院。
ここも中に壁画が残っています。
アーナンダも綺麗ですが、こちらも負けず劣らずの美しさ。
このあたりは観光客が少なく、ゆっくり見ることができます。
12:30ミンナントゥ村
小さな村です。
牛を飼っていたり、手工芸をしていたり。
ガイドもしてくれるそうですが、時間がないのと呼び込みがすごすぎるのとで、今回はやめておきました。
12:45 ナンダマンニャ寺院
とてもこじまんりとしています。
でもここにも、保存状態の良い壁画が残っています。
パヤートンズーのように邪魔されることなく好きなだけ見られるので、とてもおすすめ。
13:45シュエズィーゴンパゴダ
ミンナントゥ村エリアは大体見終わったので、街中に戻ります。
次はシュエズィーゴンパゴダ。
ニャウンウーの街中にあるとても大きなパゴダです。
観光客は少なめで、地元民が多い印象です。
14:15ランチ
ニャウンウーの街中でランチ。
今回は「TS Bagan Restaurant」で頂きました。
次の目的地までの飛行機が16時半なので、15時くらいまでにホテルに戻ります。
15:00 ホテルに戻る
Eバイクを返却して、今回のバガン観光は終了。
所感
有名どころはあらかた見ることができ、満足して旅を終えられます。
どんなルートを通り、遺跡を巡るにしろ、見ることができるのは1日半で20か所前後だろうと思います。
もう少し時間があればもっとバガンの裏道をもっと探検したかった、という気持ちもあるのが本音ですが、1日半でも十分主要遺跡を回ることが可能です。
バガン観光留意事項!
①迷子注意!
バガン遺跡は結構道が細めで細かいので迷子になりがちです。
自分の現在地を把握するためにネット環境は必須です!ネット自体は遺跡のどこでも完全に通じていましたので心配無用です。
ちなみに利用したSimカードは「ooredoo」と「Telenor」の2社。
どちらも通信が切れることなく、問題なく使用できていました。
②遺跡から遺跡までのルートは自分で決める!
遺跡間の移動ルートについては自分達で自由に決めた方が楽しいのであえて載せていません。好きなルートで巡ってくださいね。
大幅な回り道などしなければ問題なく時間内に遺跡を巡れるはずです。
(ちなみに私達は基本的にGoogleマップのルート通りに移動しつつ、適当に途中で寄り道したりしていました)
③砂地の走行は注意!
バガン遺跡の少し細めの道に入ると、結構砂地の道が多いです。
軽い砂地から結構砂漠のような深い砂地まで様々。
(写真は軽い砂地。大きな道以外はほとんどこんな感じの道です)
慣れている方は問題ないですが、慣れていない方は結構ハンドルをとられてしまいますので、転倒しないように慎重に運転が必要です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
観光にあまり時間がとれなくても、バガン遺跡観光は十分に楽しむことができます。
是非時間を見つけて訪れてみてくださいね。
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