【ミャンマー】インレー湖とカックー遺跡は丸1日あれば観光できる!インレー湖観光モデルルートとタイムスケジュールを公開。
こんにちは。
今回のテーマは
『インレー湖とカックー遺跡は丸1日あれば観光できる!ルートとタイムスケジュールを公開。』
インレー湖といえば昔ウルルン滞在記などでも取り上げられたこともある、水上で生活をする人々がいるエリアで、独特の漁のスタイルが有名です。
インレー湖エリアの観光は、2日間をかけてめぐる人が多いと思います。
1日目にインレー湖を見て、2日目にカックー遺跡を見て。
でもそんなに観光にゆったり時間が取れない人も多いはず。私たちもそのひとりでした。
私たちは日程上、丸1日しかインレー湖エリア観光に時間を割けませんでしたが、インレー湖とカックー遺跡どちらも観光することができましたので、ルートをご紹介いたします!
忙しくてなかなか時間のとれない方、是非参考にしてください!
※この記事は2019年12月~2020年1月時点の情報です。
感染症の蔓延、及びミャンマー国内で発生したクーデター、それに伴うデモの発生などによりミャンマー国内の状況は短期間で大きく変化している可能性があります。常に最新の情報を得るように心がけてください。
ルートの概要。どんな感じの観光になる?
まず、大まかな日程感としては、
- 早朝:インレー湖観光開始
- 昼前:ホテルに戻ってカックー遺跡へのタクシーに乗る
- 昼過ぎ:カックー遺跡に着く
- 夕方:カックー遺跡を出る&RedMountainワイナリー訪問
- 夜:ニャウンシュエの街に戻る
こんな感じで、早朝から晩まで割とフルに観光としています。
ではタイムスケジュールと共に、観光ルートの中身を紹介します!
ルートの詳細。こんな感じで観光できるよ!
まずはインレー湖観光!
5:00 ホテルを出発
この日は1月1日。
初日の出を見るために早朝からボートを予約していました。
ボート乗り場から出発して、初日の出ポイントに向かいます。
ちなみに日の出を見なくてもいい方は7:00くらいの出発でも問題ないと思います。
6:30〜7:30 初日の出鑑賞
やっと初日の出がお目見え。でもこの日は靄が多くまぁまぁな見え方。
ちなみにボートは5:30くらいにはもう初日の出ポイント近くにはついていて、1時間くらい真っ暗闇の中ボートでじっと待っていました。笑
初日の出を見る場合でも、6:00くらいにホテルを出るんでも問題なさそうですね。
8:00 銀細工工房「Gold&Silver smith workshop」
最初に到着したのは銀細工工房。
インレー湖ではいろいろなものを手作りしており、観光地となっています。
自分の好きな工房を選んで訪れることが可能です。
イヤリング、ネックレス、ピアスなど、様々なアクセサリーが売られています。
中でもこのお店の名物が、このデザインのピアス。
体が蛇腹のようになっていて、ぐねぐね動いて愛らしいです。
せっかくなので購入。
ここのシルバーは銀に少し胴を混ぜて作っているそうで、おそらくシルバー925のような感じです。
軽い金属アレルギーの私でもつけていて膿まないので、嘘ではなさそうです。
8:30 織物工房と市場「Ywama Village」
お次は織物工房です。
この織物工房は、かの有名な首長族の方が出張してきていることで有名。
首輪も頭飾りもカラフルで素敵ですね。
一緒に写真を撮ることができます。
またあの金の首輪をはめる体験もできますので、楽しいです。
ちなみにアテンドしてくれた方が教えてくれましたが、首長族の方は本当はカレン州の山の方に住んでいるそうです。
是非行って見たいですが、今のところ旅行者は立ち入り禁止区域のようです。
この工房の奥には市場があります。
色々なものが売っていて、お土産に最適です。
売り込みは結構多めです。
9:00 ファウンドーウーパゴダ
インレー湖で最も有名なパゴダ。
先ほどの市場の近くにあります。
中の仏像です。達磨さんみたいですよね。
元々はちゃんとした仏像の形をしていたそうですが、金箔を貼りすぎてこんな形になってしまったそうです。
※ミャンマーでの仏教の信仰を表す手段として仏像に「金箔を貼る」というものがあります(男性のみ)
この形はミャンマー人の厚い信仰心の象徴として、親しまれているようですね。かなり珍しいので一度見るべき場所です。
ちなみに仏像の近くには男性のみ近づくことができ、女性は遠目にしか見ることができません。時代錯誤か、伝統か、感じ方はひとそれぞれですが、上座部仏教に特別携わらない部外者の私はこれを「伝統」と感じました。
9:40 船工房とタバコ工房「Weaving Workshop」
お次は船を造る工房とタバコ工房。
観光客も乗っている、
こんな感じの船を造る工房です。
こんな感じで手作業で船を造っています。
作業工程がいくつもあり、1つの船が完成するのに1か月ほどもかかるそうです。
大変な手間がかかって作られているのですね。
隣にはタバコ工房もあります。
葉巻型のタバコです。バナナの葉にタバコの基を詰めていきます。
昔ながらの製法で、一本一本手作業で制作しています。
この葉巻はいくつかフレーバーもあって、ここではストロング、バナナ、オリジナルの3種類がありました。
喫煙者の方のお土産にぴったりですね。
ちなみにインレー湖周辺はこの葉巻が名産品のようで、ニャウンシュエの街中の商店でかなり安く売っています。(10本で数十円くらい)
ですがここで買っても10本で300円とかその程度だったので、お土産には工房で作られたものの方が喜ばれそうです。
10:00 Alodaw Pauk Pagoda
そこまで有名ではありませんが、大きなパゴダです。
観光客は少なめで、地元の方が多い印象です。(時間帯もあるかもしれません)
パゴダの前にはローカルっぽい市場が立ち並んでいて、観光地化されすぎていなくて、個人的にはオススメです。
敷地内には仏像などがあります。
ここの市場で食べたこのたこ焼きみたいなのがすごく美味しかったです!
日本のタコ焼き機みたいな機械で焼いていて、玉ねぎの甘味が出ていて、外側がカリカリでとても美味しいです。
見かけたら是非食べてみてくださいね。
10:00 フローティングガーデン
これは水に浮かぶ畑の間を通り過ぎるだけです。(人によるかもしれませんが、特に船の操縦している方から説明などはありませんでした)
根っこがモジャモジャで、通路が塞がれてて船同士すれ違うのも大変そうでした。
10:30 ガーペー僧院
猫がたくさんいることで有名なガーペー僧院。
噂通り、のんびりしてマイペースな猫がたくさんいました。
愛想は振りまいてくれませんが、なんとも猫らしくて愛らしい。
猫好きにはたまらない場所ですね。
この僧院は中の装飾も素晴らしいです。
何なのかは分かりませんが、仏壇のようなものがたくさん。
かなり精巧なつくりで見ごたえがあります。。
木造でとても落ち着く空間でした。
なお、僧院の中にもお土産屋さんがあります。
全然積極的ではなくガツガツ来ないのですごく過ごしやすい。
その先にはテラスもあって、川を眺めながらぼーっとすることができます。
ここは時間がゆったりと流れており、とても好きな場所です。
11:00 インレー湖観光終了
インレー湖観光終了。
11時にタクシーの約束がありますので、急いで戻ります。
戻る途中に有名な伝統漁師のおじさんがいて、ポーズを撮ってくれました。
この人は本当に漁をしているわけではなく、ポーズをとるために存在しています。
ボートの方もほとんど時間通り、きっちり送り届けてくれて感謝です。
ミャンマー人って、そういう約束事をちゃんと守ってくれる人が多いので信頼できます。
当たり前なんですけど、この当たり前ができる国って東南アジアでは珍しいような。
次はカックー遺跡観光!
11:15 ホテルに到着
すでにカックーへのタクシーが待機しています。
お昼ご飯も食べずに急いで準備して、出発です。
朝が早すぎたせいか、タクシーの中ではついつい寝てしまいました。
でも、ちゃんとカックーまで行ってくれます。さすがミャンマー。
13:20 カックー遺跡到着
カックー遺跡観光。
私たちが行った時はローカルな方が多かったです。他は東アジア系の方。
他の地域から来てるような方はあまり見かけませんでした。
たくさんの仏塔が立ち並びます。
森のようですね。
敷地が広く、どこまでも仏塔が続きます。
ちなみに大きいものは中に入れます。
いつまでも見飽きません。特に時間の制約はないので、好きなだけ見られます。
1時間半ほど観光して、去ります。
ちなみにこの遺跡、完全に外にありますが、仏教遺跡の為他のパゴダ同様履物は脱がないといけません。裸足です。
遺跡も風化してきており破片なども沢山落ちていて歩くとかなり痛いです。
15:00 カックー遺跡出発
カックー遺跡を出発です。
結構時間に余裕がありそうだったので、ここで予定になかったワイナリー見学をドライバーさんにリクエスト。
ドライバーさんに権限がないためか電話で上司に許可を取るのに時間がかかりましたが、問題なく行けることに。
16:30 ワイナリー見学
今回連れて来てもらったのは『Red Mountain』というワイナリー。ニャウンシュエの街にほど近いです。
ここではワインの試飲が可能。5000kyatくらいでしたでしょうか。
種類はあらかじめ決められています。
味は正直、イマイチ。
ちょっと若すぎる味で、奥行きが少ない感じです。
ただ、芳醇さはありませんが、オークの樽の風味は感ぜられる味でした。これからに期待できそうです。
白ワインはちょっと甘めで、飲みやすい感じ。
日本では珍しいミャンマーワインをワイナリーで飲めたのは貴重な経験となりました。
もちろんブドウもここで育てられたものを使っています。
ここ十数年でできたワイナリーで、これからに期待がかかります。
また高原に位置しているので眺望はよく、のんびりまったりできるような場所です。
ワイン嫌いでもない限り、行って損はありません。
いつかミャンマーワインがスタンダードになったら面白いですね。
17:30 ニャウンシュエ街中に戻る
こんな感じでインレー湖地域の観光は終了です。
所感
結論:丸一日あればインレー湖とカックー遺跡は満足に観光できます!
ただしインレー湖についてはインディンなど遠い場所は行くことはできず、ある程度の範囲内での観光になってしまいます。
それ以外の有名どころには大体いけますので、どうしてもというこだわりがない方はそれで十分満足できると思います。
カックー遺跡については文句なし!ワイナリーも見学できてやりたいことが全部できて個人的には大満足でした。
ツアーの予約の仕方
街中にツアーデスクなどもあると思いますが、私たちは宿泊先のホテルに頼んで今回のインレー湖のボート/カックー遺跡までのタクシーを確保してもらいました。
ちなみに泊まったのは「Hotel Maineli」というホテルです。
事前にホテルを予約したサイトからメッセージを送り、どういう風に観光したいのか?ということをある程度伝えておいて、当日打ち合わせ、という流れでした。
おそらく上記のホテルでなくとも、大抵のホテルで同じような手配をしてくれるのではないかと思います。
もちろん当日または前日に直接ボートとタクシーを予約したい旨を伝えてもOKだと思います!
私たちはとにかく時間重視。事前にできることはすべて事前に行い、当日は観光に時間を割けるようにしました。
ちなみに打ち合わせではこんな紙を渡され、インレー湖でどこに行きたいか?というのを聞かれますので、事前に行きたい場所を絞っておくといいでしょう。
まぁ特になければホテル任せでも全然いいと思います。
かかったお金
インレー湖ボートチャーター:25,000.kyat(約1,750円)
カックー遺跡タクシーチャーター:45,000kyat(約3,150円)
合計:70,000kyat(約4,900円)
これは一隻/一台あたりの値段ですので、二人で割れば一人当たりおよそ2450円程度。
悪くない値段だと思います。
ちなみに地球の歩き方に載っている相場は、
インレー湖ボートチャーター:16,000.kyat~(約1,120円~)
カックー遺跡タクシーチャーター:60,000kyat~(約4,200円~)
となっていますので、そんなもんか~という印象です。
ちなみにカックーから帰る途中で予定になかったワイナリーを追加しましたが、追加料金が発生することもなく、最初の料金のままでした。
ミャンマーのこういうところが本当に素晴らしいと思います。
こういうことの積み重ねで、また行きたいなと思わされるんですよね。
さいごに
かなり詰まった日程ですが、時間のない方には今回ご紹介した日程は抜群におすすめです!
インレー湖とカックー遺跡の魅力を存分に堪能できます。
日本では味わえない非日常体験ができるとてもおすすめの観光地ですので、時間を作って是非訪れてみてくださいね。
関連する記事