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戸倉上山田温泉『湯元上山田ホテル』の露天風呂客室に宿泊。昭和レトロな温泉宿で癒される、宿泊記。【長野県の温泉宿】

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こんにちは。

今回のテーマは

『昭和レトロな温泉宿『湯元上山田ホテル』宿泊記』

 

今回ご紹介するのは、長野県の千曲市戸倉上山田温泉にある湯元上山田ホテル

大正8年創業の老舗温泉ホテルです。

昭和レトロな趣のホテルで、レトロ好きにはたまらない佇まい。

そして何と言っても温泉が本当に最高で至福のひとときが過ごせます。

そんな、湯元上山田ホテルをご紹介します。

 

1.出発

今回の旅は普通の週末にしました。

行くのを決めたのはその前日、金曜日の夜。

ものすごく急いで準備して、1時間ぐらい予定より遅れて出発。今回はマイカーでの旅。

往路は小布施町に寄ってから、戸倉上山田温泉に向かいます。

なお小布施町観光についてはまた別記事を書く予定です。

 

1.湯元 上山田ホテル

上山田ホテルに到着!

外観はこんな感じ。

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いかにも、昭和の時代に建てられたような風情の建物。

 

車で訪れましたが、バレーパーキングのように車は従業員の方が駐車してくださるようです。なお、言えば自分で駐車することも可能です。

私たちは後者を選び、自分の手で駐車させて頂きました。

駐車場は細い道路を挟んだすぐ隣、青空駐車場です。

 

さて、チェックイン。

館内の設備も黒電話が置いてあったり、レトロかわいい裁縫道具があったり。

モダンなホテルとは違う雰囲気が新鮮です。

 

もちろんエレベーターはついていますので、大きい荷物や足腰に自信がない方、ご年配の方も気軽に泊まれます。

 

今回予約したのは『露天風呂付き客室 10畳~12畳』。 

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お部屋はこんな感じ。昔ながらの旅館といった風情で、お花か綺麗に活けられていたり、素敵な掛け軸があったり。

電話はやっぱり黒電話。

お部屋自体は少々古めかしさを感じますが、清潔感があって好感が持てる部屋です。

随所に古さを感じさせないようにしようというような、細かな気遣いを感じます。

現代的な空気清浄機がちぐはぐな雰囲気なのも、また良きです。 

 

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長野らしく、お茶はそば茶。香ばしい。

 

今回はお部屋に半露天風呂が付いている部屋を予約しました。

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温泉成分によって多少の傷みはありますが、綺麗にお掃除がしてあります。

足がぐっと伸ばせるほど十分な大きさの浴槽です。もちろんアメニティ付き。

ここのお部屋付き露天風呂は、源泉掛け流しの温泉が楽しめます。自分達だけの源泉掛け流し温泉が楽しめます。しかも弱めの硫黄泉で、泉質がすごくいい。

ここの温泉は入りにくる価値が非常に高いと思います。そんな温泉が部屋についてるなんてもう最高です。

 

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浴槽の隣には お休み処も。

お風呂に入って、ゆっくり休んで、ほっと一息つける空間。

ここにはブラインドも付いていますので、プライバシーも保たれています。

 

ちなみに、今回は夏に泊まりましたが、露天風呂は外にあるので虫が沢山発生します。まぁ至極当然と言えばそうですが、結構蚊がうようよいたり、大きめの蛾が外の明かりに止まっていたりと、ゆっくり温泉に浸かるどころではない場合があります。特に夜は夜行性の虫の活動が活発ですので、虫にびくびくしながら温泉に浸かることになるかもしれません。(このホテルが悪いっていう話ではなく、外は虫が多いから一般的にそういうリスクがあるよねっていう話です)

夏に泊まる場合は蚊取り線香だったり、電池式の虫よけなどを持参したほうがいいと思います。

個人的にはもういっそ、秋以降の虫が少なくなる時期に泊まるのがベストだなと思いました。笑

 

全体的に、お部屋もレトロで時代が少し逆戻りしたような印象がありますが、随所に人の手で手入れがされたような印象を受け、最初はちょっと古さに対してネガティブな印象を持つかもしれませんが、何というか、段々と愛着が湧いてくるような、そんな部屋です。

今回は1泊だけでしたが、最終的にはもう1泊してもいいなと思えるくらい。

 

2.周辺散策

少しホテルでのんびりしたら、周辺の散策にお出かけです。このホテルがあるのは、戸倉上山田温泉

開湯から120年を数える、古くからの温泉街です。

 

街は全体的にレトロな雰囲気が漂っています。

 

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昭和にタイムスリップしたような気分。昭和に生きたことはありませんが、現代とは違う空気、温かみや人間味を感じます。

なんとなく、ほっとするような場所です。

 

 

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街中には飲泉できる場所が。口に含むと、少し硫黄の風味。

濃すぎず薄すぎず美味しいです。ちょっと熱いです。

 

またこの湯のみ処の少し奥に1分ほど歩いていくと、

廃墟マニアに有名なあの信州観光ホテルの解体現場を見ることができます。

 

 

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少し歩けば千曲川の河川敷も出現します。日頃の忙しなさなんて微塵も感じない、ゆったりとした時間が流れます。

 

3.温泉

散策が終わったら、旅館に戻ります。温泉に入ってのんびりタイム。

今回はお部屋に半露天風呂が付いている部屋を予約しましたが、ここにはこの他にも、露天風呂大浴場家族風呂があります。

全て源泉掛け流し。

※ただし、家族風呂は大浴場からお湯を引いているようで、直接源泉からお湯を引いているわけではありません。

 

ここの泉質は弱めの硫黄泉といった感じで、少し硫黄の香りがします。入浴してみるとすこーしとろみがある感じ。浸かっているとだんだん肌がつるつるになってきます

肌がさほど荒れることもなく、つるつるすべすべの肌になりました。熱さもちょうど良いので長時間入っていられます。

分かりやすい「温泉らしさ」があって、それでいて泉質が非常にちょうどいい。成分が強すぎず、かといって全く感じないわけでもなく。個人的な感想では非常にいい泉質だなと感じます。色々な温泉に浸かってきましたが、ここは非常にちょうどいい。

温泉に入るためだけに来てもいいと感じるほどでした。

 

ちなみに女性側の露天風呂では季節限定でバラ風呂が楽しめます。撮影禁止のため写真はありませんが、結構な量のバラが湯舟に浮かんでおり、優雅な気分を味わえます。浴槽が2つあり、片方のみバラが敷かれているため、もしバラがあんまり、という方でも問題ありません。

バラ風呂は12月~3月以外の期間に実施されているようです。

 

4.夜ご飯

お待ちかねの夕食。

お食事どころは一組ずつ壁で仕切られていて、個別に食事が取れます。ほぼ個室と言っていい空間で、食事中他人を気にすることもなく、プライベートな空間が保たれているような場所でした。

そして今回のメニューがこちら。

 

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かなりボリューミーなラインナップです。

 

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和食。どれも美味しいです。目立って感動的に美味しいというわけではなく、平均的に見て、美味しい。

 

特に美味しいのが、これ。

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胡麻豆腐に山菜が入っていて、だしがかかってます。

胡麻豆腐の風味、なめらかな食感と山菜のシャクシャクした食感が合います。お出汁もちょうどいい。

 

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あとはこの、左上の謎の魚。造形が素晴らしいです。

なぜキュウリに入っているのか、謎でしたが、子持ちししゃもみたいで美味しいです。

 

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しゃぶしゃぶも信州の豚を使用しています。甘みがあって柔らかくて美味しい豚肉でした。

 

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メインはこの鮭。食べかけでごめんなさい。ふきのとうを使用したばっけみそが付いています。

ご飯に合いそうな味です。

 

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アナゴのてんぷら。ふわふわでさくさくで美味しい。

あとはズッキーニのてんぷらもあったのですが、それが美味しい。ジューシーでサクサクの衣と相性がいい。

 

最後のデザートはイマイチ。ちょっとチープな、大量生産のような洋菓子でした。

法事の際に出てくるような、あの感じです。惜しいですね。

ここまでせっかく和できてますから、訪れたのは夏でしたので、水羊羹とかだと嬉しいですね。

 

味も全体的には悪くなく、すごく美味しい!と思えるほどではありませんが、普通に美味しいと感じるような感じ。量は結構多く、少なくて不満が出るということはまずないと思います。

トータルで見て、満足のいくお食事です。

 

さて、お腹いっぱいになったら、少し休んで。

お部屋についている露天風呂で、誰にも邪魔されずにゆっくり。

お酒でもちょこっと飲んで、ほろ酔い気分で、いい気持のまま寝る。

贅沢な時間の過ごし方ですね。

 

5.朝ごはん

 

さて、こんどは朝食です。

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こんな感じで、朝も和食。たまには和食づくしもいいですね。

ここはお豆腐がとても美味しい

 鮭もとっても新鮮で、程よい塩気がご飯と合います。

お味噌汁もお魚系、たぶんサバが具材となっていて、ボリュームがあってとても美味しい。ちょっと鯖缶感があったけど美味しかったです。

 ザ日本の朝食という感じがして、お腹と体に優しいお食事でした。

 

朝食も夕飯同様のクオリティで、普通に美味しい感じ。ボリューミーで温かくて、美味しいです。

 

6.帰路

またお部屋でゆっくりしたら、チェックアウト。

チェックアウト時間は10時です。

高原をドライブしながら帰路につきます。

 

 

7.総評

 少し古めかしいながらも程よいレトロさ。昭和にタイムスリップしたかのような気分になれます。

でもここは何よりも温泉が最高。泉質も温度もちょうどよく、何度でも入りたくなる温泉です。

ご飯も美味しくて、全体的に満足のいくステイとなりました。

ただ、この日は1泊で40.000円程度(1部屋2人で利用)。施設の古さや細々した部分を考えると、コスパは普通です。一人20,000円を切ってくれると、満足度がアップするな~という感じでした。

 

 

アクセス 

場所はこちら↓

上信越自動車道「更植IC」から車で10分程度です。

電車では、しなの鉄道線「戸倉」駅から2km程度です。

 

宿泊情報
宿泊時期7月中旬に2泊

部屋「露天風呂付き客室 10畳~12畳」

値段40.000円(1泊)

食事朝夕あり

駐車場あり(無料)

予約方法じゃらんでネット予約

 

ホテル予約 ▼▼湯元 上山田ホテルのご予約はこちらから▼▼

  

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※予約サイトによって価格、掲載プラン、空き状況は大きく異なる場合もあるので、必ず複数のサイトの情報を比べた上で予約を行ってください。(上記以外のサイトでも掲載されている場合があるのでできれば確認した方がよいです!)

 

さいごに

昭和レトロな雰囲気「湯元 上山田ホテル」。

温泉の泉質が良く、肌にいいので女性の方にもすごくおすすめ。

是非一度行ってみてはいかがでしょうか。