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ホテル自家製豆腐が美味!「豆富懐石 猿ヶ京ホテル」で豆腐懐石を食して温泉に浸かる、宿泊記。【群馬県のおすすめ温泉宿】

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群馬県新潟県の県境付近にある「猿ヶ京温泉」。

今回はその猿ヶ京温泉にある、豆富懐石 猿ヶ京ホテル」に宿泊してきました。

ホテル内に豆腐を作る工房があり、毎日毎日ホテル内で自家製の豆腐を作っているホテルで、その名の通り、豆腐をふんだんに使用した豆富懐石」が名物となっています。

また歴史ある猿ヶ京温泉も見どころのひとつ。

 

今回はそんな猿ヶ京ホテルに2泊してきましたので、ホテルの全貌をご紹介させていただきます。

 

 

 

真冬の「猿ヶ京ホテル」に宿泊。時々雪景色。

年の瀬。真冬の猿ヶ京温泉ホテルに向かいます。

道中、日中は雪はあまり降っておらず、路面も通常通りといった感じです。

ただし、ホテルに近づくにつれ雪が多くなり、夜になり気温が下がると雪が降ることもありました。

 

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2020年12月末時点ではこんな感じで、すこし雪が積もっています。

ちなみに写真奥の本館と別館、温泉棟に分かれており、大きめの施設です。

 

ホテル前の道路の積雪も。

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冬に車で訪れる際はスタッドレス必須です。

駐車場はいくつかに分かれていますが、ホテルの前のスタッフの方がきちんと案内して下さるので安心です。

 

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館内は、レトロな温泉ホテル。

 古びている、というよりは、趣に富んだ雰囲気が醸されています。

 

部屋から眺める湖の絶景。「赤谷湖を一望 湖側の本館和洋室」に宿泊!

今回宿泊したのは本館の和洋室。「赤谷湖」がお部屋から一望できる、ツインベッド付きの和室兼洋室。

 

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ツインベッド付きですが畳部分にお布団を敷くことも可能で、ベッドで寝るか布団で寝るか、好きな方を選ぶことができます。畳部分も6畳あり、非常にゆったりとした空間となっています。

 

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お部屋自体は少し年季が入っているような雰囲気がありますが、目立った汚れなどはなく、よく清掃されており清潔感があります。古びた匂いなんかもまったく感じず、温かみがあってほっこりできるお部屋です。

 

さて、肝心のお部屋からの眺めはこんな感じ。

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冬に宿泊すると、タイミングによっては雪景色が望めます。冬景色ってのは、夏の緑が青々とした清々しい景色とはまた違った、しっとりした趣があります。

 

ただし、雪が降りすぎると、

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遠くの方は靄がかってなんにも見えません。笑

 

 

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トイレ、バスルームも付属しており、エアコン(暖房)もよく効いていて、設備的にも文句ないお部屋です。

 

 

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なおこのホテルのアメニティは「Margaret Josefin」というブランド。

あまり聞きなじみのないブランドですが、調べてみると界面活性剤を使用しないシャンプーや歯磨き粉などを販売している、お肌やヒトに優しいブランドのようです。

使用感も悪くなく、個人の感想としては、ビジネスホテルなどによくあるアメニティブランドより髪の軋み、肌の乾燥が抑えられていると感じました。化粧水はあまり保湿力がなくばしゃばしゃ使える系。個人的には悪くないアメニティと思います。

何より、ホテル側のこだわりと気遣いを感じます。

興味のある方は公式サイトものぞいてみてね。

 マーガレット・ジョセフィン 公式オンラインショップ

 

ちなみに、お風呂付の客室も5室用意されており、大浴場などで他人と接触したくない方はそちらのお部屋もおすすめです。

 

上杉謙信の時代から愛される、猿ヶ京温泉にゆっくり浸かる。

温泉棟は本館とは少し離れた場所にあります。

棟が違うので、一度階段の上り下りをして地下道を通っていくか、

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近道して外からアクセスするか、

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しないと温泉にたどり着けません。

雪が積もった時は短時間の移動でもかなり冷えますので、階段の上り下りが厳しい方は冬の利用はおすすめできません。

 

温泉棟の雰囲気はレトロでノスタルジック。

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タイムスリップしたような雰囲気で、時間がいつもよりゆっくり流れているような、そんな心持ちがします。

 

さて、猿ヶ京ホテルの温泉は内湯、露天風呂があり、全て源泉かけ流し。屋根が高く開放感があり、面積自体も非常に広く、他人との間隔も十分にとりながら安心して温泉に浸かることができます。

 洗い場や内風呂の床や全体のデザインなどは新しく、現代的なエッセンスもありますが、老舗らしく昔のレトロな設備、空間も残されており、新旧の雰囲気が調和した居心地の良い空間となっています。設備が要所要所で新しくなっているので、使い心地も良いのです。

 (ちなみにサウナもありますが、現在は新型コロナウイルスの影響で使用禁止となっています。)

 

泉質はカルシウム・ナトリウム一硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。

色は透明、さらっとした感じで匂いもなく、あまり”温泉感”はありません単純泉っぽい感じですね。肌当たりが優しく、硫黄のような強い匂いもないので非常に万人が入りやすい温泉と言えます。刺激が強くなく、熱すぎることもないので、ゆったり長湯したい方にはオススメ。

泉質は下呂温泉箱根温泉に似ているかもしれませんね。

ただ、温泉らしさや特徴的な珍しい温泉を求める方、秘湯っぽさを求める方には物足りないかな~と思います。

 

ちなみに貸切温泉もありますが、宿泊者でも有料です。2種類あり、それぞれ値段が異なります。

 楓の湯(檜浴槽で広め)50分 3,000円

 桜の湯(岩浴槽で狭め)50分 2,000円

興味がある方はフロントで確認してみてくださいね。

 

名物「豆腐懐石」を食す。2日目のお夕飯、朝食も。

ここのホテルの特徴はお夕飯。名物の「豆腐懐石」です。

食事会場は大きな宴会場のような場所。入口では必ず消毒が行われ、また客一組一組の距離がきちんと取られており、しっかりと感染症対策がされている印象です。

 

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6種類の調理法のお豆腐。

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特にこのスモークドトウフ。お豆腐とは思えないねっとりとした食感、それに燻製のいい匂いで、まるで燻製チーズのような濃厚さ。必食です。

他のお豆腐たちも、どれも丁寧に作られ、趣向をこらした味で飽きることなく食べられます。

ここのホテルには施設内にお豆腐を作る工房が併設してあり、日々新鮮なお豆腐が提供されているようです。

 

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他にも豆乳のグラタンや群馬県の名物こんにゃくの盛り合わせなど、名産品も組み合わせた料理が豊富です。

また、新鮮な豆乳から湯葉を自分で掬うものもあったりして、とにかく豆腐づくし、豆乳づくし、群馬づくりの懐石料理となっています。

 

デザートもまた豆乳&豆腐。

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豆腐カステラにほうじ茶豆乳プリン、豆腐アイスと最初から最後まで非常に大豆をふんだんに感じられる、趣向の凝らした懐石料理でした。

品数もちょうどよく、お腹いっぱいです。

 

今回は連泊したので、二日目のお夕飯もちょこっと紹介します。

連泊した場合、2日目の夕飯はメニューが変わります。豆腐懐石ではありません。1日目に比べると豆腐要素は少なめとなっています。

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お味は非常に美味しくって、大満足です。

 

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イチ推しはやはり揚げ出し豆腐。豆腐がふわっふわで、お出汁も生姜が効いていて、味が染みていておいしいです。やっぱりその辺のお豆腐とは一味違っていて、いくらでも食べられそうなくらい美味しいです。

 

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メインはすき焼き。あっさりとした味わいで美味しいです。

 

量もお腹がはちきれそうになるくらい多く、量、味共に満足です。

 

朝食でできたてのお豆腐を堪能。

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朝食は使い捨ての手袋をはめて、バイキングスタイル。

和食メニューが中心ですが、洋食メニューもあってバリエーション豊か。

注目は自家製豆腐と群馬名物のこんにゃくです。

 

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 できたてのお豆腐がふわふわでおいしいです。

他にも、豆乳アイス豆乳食パンなどなどフレッシュな豆乳を使用したメニューも盛りだくさん。特に豆乳好き、豆腐好きな方、満足すること間違いなし。

正直このホテル、行くまではそこまで食事に期待はしていなかったのですが、期待を大幅に上回るお味で、非常に満足できるお食事体験ができました。おすすめ。

 

猿ヶ京温泉はスキー場へのアクセスが抜群に良し。苗場スキー場もすぐそこに。

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猿ヶ京温泉群馬県新潟県の県境に位置しており、有名な苗場スキー場のある新潟県苗場町のほど近くに位置しています。

苗場スキー場までは車で20分程度。スキーなどウィンタースポーツを目的に旅行される方にも、便利な立地です。

 

このあたりのエリアは苗場以外にもスキー場が沢山!

ホテルから番近いみなかみ町赤沢スキー場は車で15分ほどでほど近く。

新潟県岩原スキー場湯沢中里スキー場などはどちらも片道1時間弱程度で行くことが可能です。

 

ただし、冬の峠越えには注意が必要。連泊でウィンタースポーツ三昧であれば新潟側に宿をとるのが良いでしょう。私達は雪のドライブも趣味なので、群馬県側の宿で丁度良かったです。

 

正直他にこれといった観光地は発見できなかったため、温泉の他に多様な観光を求めている方には不便な立地かもしれません。ウィンタースポーツをする方、温泉でゆっくりしたい方には非常におすすめなホテルです。

 

アクセス&ホテル情報

ホテルの場所はこちら↓

最寄りの駅からは少し距離があるので、自家用車 が一番おすすめです。

ホテルのほど近くは少し狭めの道もありますが、ほとんどの道が運転しやすい広めの道です。

 

自家用車がない方は、路線バスまたはタクシー、もしくは最寄り駅からホテルの送迎バスが利用可能です。

送迎バスは、上越新幹線の「上毛高原駅」、在来線では上越線の「後閑駅」から出ているようです。ただし事前申し込み制ですので、予約必須です。

送迎バスやアクセスなど詳細は公式サイトで確認するようにして下さい。

 

 

今回の宿泊情報

宿泊時期2021年12月末

部屋赤谷湖を一望 湖側の本館和洋室

値段79,600円(1部屋2名で2泊利用時)

食事朝夕あり

駐車場あり(無料)

予約方法じゃらん(オンライン予約)

 

その他の詳細な情報は公式サイトも参考にしてくださいね。

www.sarugakyo.net