一度食べたらハマっちゃう!ミャンマーのおすすめ料理&現地で食べられるお店を紹介します!【ミャンマーレストラン情報】
今回はミャンマーグルメの紹介です!
恐らく本当にミャンマーに興味のあるような方でないとどんな料理があるのか?まっったくわからないと思います。(私達もミャンマーに行く前までは、まっっっっったく知りませんでした。)
しかも、なんとなく、変なもの入ってそうだな~とか、怪しいな~とか悪い方の先入観を持っている方もいるのでは?
大変意外なんですが、ミャンマー料理って普通に美味しいじゃん!って思うようなものばかり。
もしかしたら変なものは入っているかもしれませんが、味は抜群!
今日はそんなミャンマー料理の中でも特に美味しい、選りすぐりの料理たちをご紹介します。
現地で実際に食べることができるお店も載せていますので、是非参考にしてくださいね。
※この記事は2019年12月~2020年1月時点の情報です。
感染症の蔓延、及びミャンマー国内で発生したクーデター、それに伴うデモの発生などによりミャンマー国内の状況は短期間で大きく変化している可能性があります。常に最新の情報を得るように心がけてください。
- ミャンマーカレー
- オンノカオスエ(オンノカウスエ)
- モヒンガー
- お茶の葉のサラダ(tea leaf salad)
- タミン・ジョー
- シャン料理
- シャンヌードル
- ラカイン料理
- 屋台の揚げ物
- 屋台で売っているたこ焼きのようなもの
- おまけ:アボガドジュース
- 番外編:日本でミャンマー料理が食べられる場所
- さいごに
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ミャンマーカレー
カレーと言っても、日本やインド、タイのカレーとは一味違う。
日本やインド、タイでは主にスープ状の水や食材が原料のルーを食していますが、ミャンマーはなんと油を食べるのです。比喩などではなく本当に油です。
これは油蒸しという調理方法によるもので、具材を油で煮込んでうまみを引き出します。スペインのアヒージョと似ていますね。
そうして具材からでるうまみを油に移して、その油をご飯にかけていただきます。
日本にはあまりそう言った料理がないので正直ちょっと面食らいますし、油っぽいかなぁ、胃もたれしそう、とちょっと心配になりますね。
確かに油っぽさはありますが、ギトギトしてる嫌な感じはなく、すごく重たいわけでもなく意外とイケるんですよ。しかも味も、具材の旨味がよく油に染み込み凝縮されている感じで、非常に美味しい。
一応『カレー』なのでスパイスの味付けではありますが、インドのようにスパイスメイン!という味ではありません。素材の味を引き立てるちょうどいいスパイスの量で、素材そのものの味とスパイスがうまく融和しています。
加えて塩気がまたちょうどよくって、ご飯と非常によく合います!
もうご飯何杯でもいけちゃいそうなくらい美味しい!!
個人的にミャンマー料理の中で一番好きな料理です。
ミャンマーに来たら一度は絶対食べるべき料理の一つ。
注意点としては、
- 多少胃もたれはある
- 食べると十中八九お腹を下してしまう
という2点。
特にお腹は間違いなく下しますね(痛くはならないけど100%下します)。日本人には油が多すぎて消化しきれないみたいで、食べてからしばらくは注意が必要。ミャンマーカレーは1日1回にしておいた方が無難。
でもそのリスクを考慮してもなお、食べたくなっちゃう料理でもあります。
◇ミャンマーカレーが食べられるオススメのお店
ミャンマーカレーのおすすめのお店をいくつかご紹介します。
Hla Myanmar ( Shwe Ba )[လှမြန်မာ (ရွှေဘ) ထမင်းဆိုင်] /ヤンゴン
実際に行って本当に美味しかったお店です。本当におすすめのお店。
TS Bagan Restaurant/バガン
こちらも観光客向けですが魚のカレーが非常に美味しい。
オンノカオスエ(オンノカウスエ)
主に朝に食べることが多い「オンノカオスエ」。日本語としてはオンノカウスエなどと言ったりもします。
麺料理で、ココナツベースのスープに米粉麺が入っていることがおおいです。
マイルドで濃厚なココナツミルクにマッシュルーム、玉ねぎなどの具材の甘味がよく出ており、食べ応えがあります。
正直これが何味というのかはわかりませんが、とにかく美味しい。
辛くないタイカレーのような感じで非常に美味しいのです。
かなりもったりしていますが、朝でもどんどん食べられる美味しさで、スープも飲み干してしまいます。
一点注意点は、この料理は朝食の時間帯にしか提供されないお店が多い、といこと。
お昼や夜に食べようと思っても食べられない場合が多いようですので、注意してくださいね。
◇オンノカオスエが食べられるオススメのお店
A Little Bit of Bagan Restaurant/バガン
バガンにあるお店。朝9時くらいに伺ってもまだ食べることができました。
モヒンガー
魚ベースのスープに細めの麺が入った麺料理。ミャンマーの国民食と言われています。
スープはかなり魚の味が濃厚で味わい深く、さらっとした食感ではなく、魚をそのまま攪拌したかのような非常にどろどろのスープ。
ただ単純に魚の味!というわけではなく、柑橘系の少し爽やかな酸味だとかもあって、結構複雑な味です。
でもかなりバランスがよく色々な具材が配合されていて、よく味がまとまっています。
生臭さもなく非常に美味しい。
必ずライム、またはライムジュースが添付されます。ライムジュースをいれると爽やかさが加わり、また別の味わいになり2度美味しい。是非ライムを入れて食べてみてくださいね。
◇モヒンガーが食べられるオススメのお店
မြောင်းမြ ဒေါ်ချို/ヤンゴン
シュエダゴンパゴダが近いので観光ついでにも行けます。生ライムがついてきます。
店名の読み方はわかりません。
ဒေါ်ညို မုန့်ဟင်းခါး/ヤンゴン
個人的にはこちらのお店の方が、味のバランスが取れていて美味しかったです。
店名の読み方はわかりません。
お茶の葉のサラダ(tea leaf salad)
ミャンマーを代表するサラダ、というよりスナック。緑茶の葉っぱを使用します。
ミャンマーは、レストランなどでもお水の代わりにお茶が出てくるくらい、お茶の文化が発達しており、お茶の葉という食材は非常に身近な存在なのです。
お茶の葉というとすんごく渋そうだなぁ~、と思ってしまいますが、このサラダに使うお茶の葉は発酵させて油でマリネしてあります。そうすると渋みが軽減され、程よい苦味のおいしいお茶の葉ができあがるのです。
それをキャベツや揚げた豆類、乾燥小エビなどと共に頂きます。
お茶っぱが油で漬けてありますので正直かなり油っぽい。やっぱサラダではない。
しかし味はかなりイケる。
発酵したお茶の葉が程よい苦味と塩気で非常に美味しい。キャベツが油っこさを軽減していて、カリカリの豆類が香ばしさをプラスして、いい具合のバランスが出来上がっています。
お茶の葉って美味しく食べられるんですね~ミャンマー人の発想力に脱帽です。
ただしやっぱり油が結構多いので、油っこいのが苦手な方は注意です。
◇お茶の葉のサラダが食べられるオススメのお店
お茶の葉のサラダはミャンマーどこ行っても大抵メニューにあります。
San Thi Dar[စန်းသီတာ]/バガン
観光客向けですがここのサラダが一番美味しかったです。カレーも美味しいので是非。
ミャンマー料理のお店なら大抵メニューにありますので、是非食べ比べもしてみてね。
タミン・ジョー
ミャンマー風チャーハン。
中にはインゲン、ニンジン、コーン、肉などが入っている、五目チャーハンのような感じ。上に目玉焼きがのっているのがミャンマー風。
味はあまり特徴がなく、正直どこもかなり薄味。。すごく美味しいという料理ではありません。
単体で食べると正直飽きますが、味の濃いミャンマー料理と一緒に食べるとちょうどいいですね。
ミャンマー料理レストランであれば大抵のお店にラインナップされています。
メニューに「Fried Rice」があったらそれはタミン・ジョー!
◇タミン・ジョーが食べられるオススメのお店
これも大抵どこに行ってもあります。
3 Pots - Seafood Restaurant/サンドウェ(ンガパリ)
ここのチャーハンはまだ味があって美味しいです。すごく美味しいわけではないです、ごめんなさい。
シャン料理
ミャンマーは広く、様々な民族が暮らしています。もちろん民族毎、地域ごとに料理の種類が異なります。日本で東北と九州で食べるものが全然違うのと同じですね。
数多の種類の料理があるミャンマーの中で一番美味しいと言われるのがシャン民族のシャン料理。よくハズレがないという言われ方をします。
実際食べてみると確かにウマイ。
何系の味とかはよく分からないんです。でもめちゃくちゃお米似合う塩っけとほんのりした甘さ。甘じょっぱい系。そして辛すぎない、料理を引き立てるほどよい辛さ。
噂に違わない味です。
そして、なんだかどことなく、日本料理に少し似ているかなと思わせる味です。雰囲気が似ているというか、とにかく日本人の口に合いそうな味。
種類も豊富で何を頼めばいいか悩むほど。
ミャンマーに来たらシャン料理は絶対に外せません!
◇シャン料理が食べられるオススメのお店
Shan Ma Ma Restaurant/マンダレー
本場シャン州のお店ではありませんが、ここのシャン料理は非常に美味しい。本当に美味しい。
食べないと本当に後悔するっていうレベル。(個人的にはシャン州のお店より美味かった)
シャンヌードル
シャン料理の一部なんですが、「シャンヌードル」という料理が特に発達しているので別で紹介いたします。
基本はあっさりの鶏スープに米粉麺が入ったシンプルなものです。でも、スープがシンプルながらも単調ではなく、奥深い味わいで非常に美味しいのです。
するするっと非常にいいペースで食べられちゃいます。
そしてこのシャンヌードルの最大のおすすめポイントはその種類の豊富さ。
ピーナツが入ったちょっと甘めのスープだとか、ジャガイモなどを使用したもったりクリーミーなスープだとか。
とにかく種類が豊富で、お店によっても特徴があって、非常に面白い!
色々なお店で食べ比べなんかも非常に楽しいです!
ぜひ本場シャン州に行って、美味しいシャンヌードルを堪能してくださいね。
◇シャンヌードルが食べられるオススメのお店
Sin Yaw Restaurant/ニャウンシュエ(インレー湖)
ここはシャン料理のお店として有名ですが、普通のシャン料理よりもシャンヌードルの方が抜群においしかったです。
Naung Inlay Resturant/ニャウンシュエ(インレー湖)
シャンヌードル専門店。非常に様々な種類のシャンヌードルがあって迷うのも楽しい。
クリーミーなヌードルなど他ではみないようなものも多いです。
ラカイン料理
「シャン料理」は非常に有名ですが、「ラカイン料理」は皆さんご存じでしょうか。
「ラカイン」とはラカイン州のこと。ミャンマーの西方に位置する州で、でベンガル湾に面している州です。
ラカイン州は広く、北方となるとバングラデシュに面しています。あのロヒンギャ問題の最先端地域ですね。ですので、ラカイン州で観光客が行ける場所は限定的で、観光客が行けるのはサンドウェ(ンガパリ)くらい。
そのサンドウェで、ラカイン州料理は気軽に食べることができます。
なかなかおすすめの料理に挙がることは少ないですが、個人的にはシャン料理だけじゃなくてラカイン料理も推して行きたい!
ラカイン料理の特徴としては、海に面しているので海産物を使った料理が豊富で、味付けは結構辛め。
例えばこんな感じの料理です。
これは「魚のラカイン風煮込み」といった料理です。魚の煮物のような料理ですが、かなり魚の味がワイルド。
生臭いわけではなく、むしろ生臭さは全くないんですが、魚です!!みたいな。煮干しをそのまま食べた時のような、今魚そのまま食べてるわー、という感覚です。
魚が強すぎて味はまぁまぁ。辛いです。
あとこれは魚のラカイン風炒め物。
これは非常に美味しかったです!魚が主張しすぎてなくてちょうどいい!
やっぱりこれも結構辛めの味付け。
正直ラカイン州料理って、すごく美味しいって感じではなく、味で言えばやっぱりシャン料理の方が美味しい。
でも普通のミャンマー料理っぽくない味というか、これまで紹介した他の料理とは一線を画した味なんです。普通のミャンマー料理は穏やかな味で、油っこくて、すごく食べやすい美味しい味。でもラカイン州の料理はめちゃくちゃパンチ効いてて、特段美味しいってわけでもないのに非常に記憶に残る味で、非常に魅力的。
こんな種類の料理もあるんだと、すごく新鮮な発見になると思います。
ミャンマーカレーやシャン料理だけでなく、様々な種類の、色々な地方のミャンマー料理を食べてみることによって、さらにミャンマーの食への理解が深まります。
ぜひチャレンジしてみてください!
今回紹介するレストランは本場ラカイン州(サンドウェ)のレストランですが、マンダレーやヤンゴンにも少数ですが食べられる場所がありそうです。[Rakhine Restaurant]といった感じでGoogle Mapで検索すると出てきます。
◇ラカイン料理が食べられるオススメのお店
Corner Bar/サンドウェ(ンガパリ)
すぐ隣のホテルに宿泊したのでいったのですが、これが存外よかったのです。
サンドウェ(ンガパリ)はラカイン料理を提供しているお店が沢山ありますので、ご自身のホテルの近くでも探してみてくださいね。
屋台の揚げ物
ミャンマーはよく市場のような場所で沢山の屋台が出ています。
そこではよく揚げ物が売られており、色々な種類のものが揚げられています。
ちょっと挑戦するには勇気がいりますが、火が良く通っているので意外と大丈夫ですし、何より味が美味しいので旅中に1度は試してみてくださいね。
なお、世界一長い木造橋で知られるウーベイン橋は特に海産物の揚げ物が有名な場所。ウーベインの揚げ物、必食!
◇ウーベイン橋の揚げ物が食べられるオススメのお店
ウーベイン橋の手前のお店/ウーベイン橋(アマラプラ)
ウーベイン橋の手前でおばちゃんが屋台で売っています。
カニの揚げ物と、かき揚げのようなものを購入可能。橋の途中でも結構売ってます。
屋台で売っているたこ焼きのようなもの
屋台でたまに売っている、まるでタコ焼き機のようなもので焼いているものです。
そんなに頻繁に見かけるようなものではありませんね。
焼いている姿はもうまんまたこ焼きなんです。丸いくぼみがある鉄板に生地を入れて丸く焼いていく。日本人がみたらたこ焼きにしか見えません。
しかし当然ですがタコははいっていませんし、出汁も香ってきません。
でも代わりに玉ねぎのいい香りと、小麦粉の香ばしい香りがあって、非常に美味しい。
想像とは違う味ですが、別のベクトルでまた美味しくて、オススメ!
小腹が空いたときに食べるともう食べる手が止まりません。
日本人ならその調理中のビジュアルで必ず買いたくなってしまうはず。笑
◇たこ焼きのようなものが食べられるお店
Alodaw Paul Pagoda の前の市場/インレー湖
Alodaw Paul Pagodaの手前にある市場にお店がありました。
その他、ヤンゴンのスーレーパゴダ近くの市場でも見かけました。
おまけ:アボガドジュース
ミャンマー特有のグルメではなく、東南アジアで広く親しまれているジュースです。日本では意識高い洒落た店くらいでしか見かけず、そんなに頻繁には見かけませんよね。
が、ミャンマーのアボガドジュースは全体的に驚くほどクオリティが高い。
アボガドジュースというと、なんか青臭くて美味しくなさそう…と思ってしまい、最初はなかなか手を出さずにいました。
それがもう大きな過ち。
実際飲んでみると、全然青臭くさがなくて、もったりクリーミーで濃厚で非常に美味しいのです!!
味はアボガドにライムジュースと砂糖を混ぜた感じでシンプルな味わいなのに、今まで味わったことのないアボガドのうまみ!柑橘系の風味がまたアボカドの独特の味を引き立てています。
何杯も現地で飲みましたが、どこのお店も美味しくって本当にはずれがない。
基本的に甘さ控えめですが、ノンシュガーにもできます。
是非ミャンマーに行った際は一度飲んでみることをオススメしますよ!
どこのお店にも大抵置いてあります。
◇アボカドジュースが飲めるオススメのお店
A Little Bit of Bagan Restaurant/バガン
オンノカオスエのと同じお店です笑
個人的にはここが一番美味しかったです!もう何杯でも飲めちゃう。
San Thi Dar[စန်းသီတာ]/バガン
これはお茶の葉のサラダで紹介したお店笑
ここも上記のお店に負けず劣らず。やはり暑い地域の方が美味しいのかもしれません。
番外編:日本でミャンマー料理が食べられる場所
日本にもミャンマー料理が食べられる場所があります。
東京は新宿区にある高田馬場。ここにミャンマー料理を出すお店が集中しているのです。
その中でも得に有名なのが、「NONG INLAY」。シャン州出身の方が本場シャン料理を提供しています。
実際に行って食べてみたので是非ご参考に!!
この日は「お茶の葉のサラダ」、「モヒンガー」、「オンノカオスエ」を注文。
モヒンガーはちょっと、生臭さというか、魚臭さがあるような気がします。
うーん、ちょっとおすすめはできないかな。まずくはないけど魚臭さがきになります。
オンノカオスエとお茶の葉のサラダは普通に美味しいです!
ただ、やっぱりどれも現地で食べたものの方が何倍も美味しい。
特にモヒンガー!印象全然違います。使用している原材料の違いもあるでしょうが、現地の方が何倍も美味しい!
現地と比較してしまうとやっぱりちょっと違うな、、という部分はありますが、ミャンマー料理の雰囲気は存分に味わえるのでぜひに~
アクセス
さいごに
非常に日本人の味覚に合う料理が多い、ミャンマーの料理。
油っぽい料理が多く、見た目はちょっと怪しげですが、味は想像の真上をいきます。
日本ではベトナム料理やタイ料理、インド料理はかなりメジャーな存在となっていますが、ミャンマー料理もまったく負けていません。
他のアジアの国々とは異なる独特な料理が多く、その美味しさにハマってしまうはず。
この先日本でメジャーな料理の仲間入りを果たすことを願います。
是非現地に赴いて、新鮮な発見を楽しんでみてください。
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